施工業者とのトラブル
【相談】
新築やリフォームを依頼した業者との間で、工事の遅延、追加費用の請求、工事の不備などをめぐるトラブルが発生した場合、どのように対処すれば良いですか?
【回答】
建物の新築において、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分に欠陥(瑕疵、契約不適合)がある場合、住宅品質確保促進法に基づき、施工業者(請負人)は引渡しから10年間、原則として契約不適合責任(修補義務や損害賠償義務)を負います。その他の部分の欠陥については、契約内容や民法の原則に基づき責任を追及できます。
欠陥が見つかった場合は、まずは業者に通知して修補や損害賠償を求め、応じない場合は専門家(建築士、弁護士)に相談し、交渉、ADR、調停または裁判などの手続きを検討します。欠陥の証拠を保全することが非常に重要です。